デザイン素人が立ち絵イラスト用のテンプレートを作ったよの記録
タイトル通り、デザイン素人が素人なりにせっせと立ち絵イラスト用のテンプレートを制作したので、今回はそのことについて書いてみました。
1. 作ったきっかけ
ふと自分のコミッションの報告ツイートを見返していると、とある感情が湧いてきた。
それは、「立ち絵の背景がさみしすぎる……!」ということ。
一枚絵は構図やポーズ等で視線誘導するための工夫ができるため、背景がシンプルでも目立つ。
それに対し、立ち絵イラストは(エフェクト等を使わない立ち絵であれば尚更)、これまで学んできた視線誘導的なアレが全く使えないため、ぱっと見の印象が地味になってしまう。
私はそんな事実に改めて直面してしまったのだ。
せっかく頑張って描いた絵がINTERNET上で映えないなんてあまりに勿体無い。しかし、以前(数年前)に制作していたテンプレートはもうどっか行っちゃったし、なんならかなり微妙な出来だった。
でも、いちいち作るのはダルい!!!という気持ちもだいぶデカい。
文字の大きさは心に比例する。私は常にデカめのダルさを抱えて生きている。
……と、いうわけでいっそのこと現状の自分が納得できるようなテンプレートを作ることにしました。
やるぞ!!!
2. デザインについて考えよう
制作をする前に、まずはデザインをどうするかについて考えることにした。
なにしろ私はデザインに関してはかなり素人だ。そんなやつが考えなしに作ったら以前のダサい……もとい微妙な出来のテンプレートと同じ末路を辿ることが容易に想像できる。
デザインを制作するためのプロセスとして正しいのかどうかはとりあえず置いておいて、今回は「入れたい要素→参考にするデザイン→用意すべきもの」という流れで考えていった。
入れたい要素
上3つは絶対に入れる要素、下1つは個人的に入れたい要素だ。
まあ絶対に入れる要素に関してはもう言わなくても理由分かるでしょ。こんな限界集落みてーな日記くるような人ならさ(急に投げやりになってどうした?)。
表情差分に関しては、立ち絵イラストの依頼で描いているのでどうせなら見せたくてぇ〜と思ったから。ほら、お得じゃん?ね。「お得」と言ってください。
参考にするデザイン
以前から気になっていたデザインを取り入れようと思っていたのだが、そのテイストを指す明確な名前がわからなかった。またPinterestとかYouTubeとかで見つけても英語が多く、バカにはむずかしかった。
でも、ウチらには広大なインターネットってもんがあるから。よく分からないままスペルだけそのまま打って、そこに「とは」だけ追加して色々調べたよ。
そこで分かったのは、私がいいな〜と思っていたデザインは「brutalism」というなんか風潮?テイスト?的なものが元になっているということだ。あと元々は建築の方の用語っぽいということまでは突き止めたんだけどね。ホントあとちょっとで真相に辿り着けそうなんだけどピースが足らないので、探偵としてはまだ「さて」と始めるには早いって感じ。
あとは「Y2K」とか「Vaporwave」とか「Cyberpunk」とか……。わ……わ……
ワ〜〜〜〜〜〜!!!!!!
もうわかんね〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
助けて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
キャーーーーーーーー!!!!!!!!
と、いった風に、最終的には錯乱状態になりかけてしまったので調べるのは一旦ストップ。
次の項目へ考えを進めることにした。
用意すべきもの
- IllustratorとかPhotoshopとか
- 参考資料
- フォント
- 素材
まあそりゃそうよね。というラインナップですみません。これを用意すべきだと思ったので諦めてください。
一個目なんて特に「たりめぇよ(江戸っ子デザイナー)」って感じよね。参考資料に関しても②の段階で「いいな〜」と思ったものをとにかく集めていたので省略します。
で、フォントに関しては、今回はSyneをメインに使うことにした。
このフォント、大文字のBoldが特に良いです。本当に使いたいフォントは、値段が高くて金欠学生に手が届かなかったっていうのは秘密……。
あとは日本語は源ノ角ゴシックをメインに使った。これはもう大好きなフォントだって前提もあるけど、デザイン上ノイズにならないと思ったため採用した。
素材に関しては、ベクター素材をいろいろ買おうと思ったものの、サイトへの会員登録や支払い方法等々を考えるのがマジでダルくなっちゃったので自分で作った。素人とはいえIllustratorの基本のキくらいは分かっていたのでなんとかなった。ほっ……。
3. 実際に作っていくぞ
いろいろ考え、準備も終わったので制作に進む。まあでも正直あんま書くことない。なぜなら制作中のことは「試行錯誤」の四文字を残してほとんど記憶がないから。
そしてデザインをした感想も、大きく分けて「思うようにいかね〜〜〜〜」ってこと、そして「肩が痛え〜〜〜〜」ってことの2つしかない。
何度も参考資料とにらめっこして、かつ丸パクリにはならないように気をつけて作ったが、メチャクチャ時間かかった。あと英語がわからなくてメチャクチャ翻訳サイトに助けてもらった。ダッセ〜。
でも良い感じにできたと思う。
今のままだとよくわからないと思う(私がよくわからないってだけではある)ので、実際にできたやつを載せて色々話していくことにする。
4. テンプレできた!
テンプレを実際に使って作成したのがこれ。
割とよくない?最初に載せたのと比べて良い感じだと思うんだけど。あ〜でもプロが見たら怒るかもな……。デザイン舐めんな、つって。なんか急に凹んできた……。
コラコラ!!元気出して!!!!切り替えてこ!!!!!!
入れたい要素を入れられてて偉いし、色の組み合わせで色んなバリエーション出せるのめっちゃいいじゃん!!!
正直、冷静に見ればまだまだ改善の余地はあると思う。しかし拙いスキルと知識量では限界が来ちゃったので「おそらくこれ以上いじるのは蛇足になる」と、私のゴーストが判断を下した。そんなワケで、完成品を見てアドレナリンが分泌し頭が冷静でないうちに一旦完成ということにしちゃいます。これはあくまで趣味のやつだしね。正気で趣味のことをやってはいけない。
とにかく、Twitterに載っている画像と比べて少しは目を引くようになったと思う。デザインのこともちょっぴり学べた。これはマジで「ちょっぴりだけ」だけどね。
今後はこのテンプレを使って立ち絵イラストを掲載していきたいと思う。いつか自分の頭が極めて冷静になる、その日まで。
イラスト納品侍見参日記
12月16日(金)
限界イラスト納品侍、見参
限界イラスト納品週間(無印良品週間みたいやね)がようやくひと段落したので落ち着いて日記が書けるようになりました。
↑これに載ってるやつ以外も制作したけど、ぜひ読んでみてね。あと依頼もしてくれ。
イラスト制作に苦しみ喘いでいる間も残酷に月日は流れていくため、日記が書けていない間もいろいろなことがありました。そのため、日記というより回顧録です。回顧録で合ってんのか?多分細かい定義的には違うだろうな。気にしてちゃ日記は務まんねぇ!!!エンジンふかして行くぜェ〜!?!?
着いてこい!!!パラリラパラリラ……
冬がはじまるよ
気がついたら冬休みが始まっていた。私は「長期休暇」がかなり苦手だ。なぜなら、それはあまりに「自由すぎる」から。
何時に起きてもいい、何時に飯食ってもいい、何してもいいよ。課題さえ提出してくれれば、ね。と、急に放り出される。「オープンワールド」のゲームに似ている、と今なんとなく思った。今ポケモンやってるからつい思いついてしまっただけだ。でもまあ……逆だよな。人生がオープンワールドのゲームに似ているんじゃなくて、オープンワールドのゲームが人生に似ているって方がおそらく正しいよな。どうでもいいけど。
ただ、この「長期休暇」というゲーム、どうやらメインミッションが「課題を終わらせる」ということしか無いらしい。なんなら義務教育中は裏技を使えばそのミッションを簡単にスキップすることすらできるらしい。ワザップに書いてあった。普段は起きた瞬間から存在しているメインミッションがほとんどなくなってしまうため、最終的に課題さえ提出できるなら、「ぼくなつ」のRTAみたいに寝て過ごすことだってできてしまうのだ。それがクソゲーこと、「長期休暇」。
私はその状況がえらく苦手らしく「なにかしなければならない」という気持ちと「なにもしたくない」という気持ちに毎回押しつぶされてしまう。ゲームを純粋に楽しんだその夜も、昼寝をして過ごしたその夜も、絶対に「なにもできなかった」と悔いて眠っている。長期休暇が終盤に差し掛かると、時折枕が濡れている夜もある。
そんな憂鬱な気持ちとは裏腹に世間が賑わうのもなんとなく苦手だ。長期休暇を嫌うニンゲンをあまり見たことがないし。
だからアルバイトやコミッションの存在は、私にとってある意味「救い」だ。自分の行動に「金銭」という明確な物質で価値を与えてくれる。し、分かりやすく意味のある行動。だから。でも「何も返ってこないと分かっていても、それでもやりたいこと」を忘れたくはない。
今年の冬こそはやりたいことをあらかじめ決めていっぱいこなす。疲れすぎない程度に。
家族愛に異常に弱い人
イラスト制作期間中、クレヨンしんちゃんの映画を一本見た。
経緯は、Netflixでおしりたんていの映画を見ようとしたら無かったからなんとなく気になってたクレしんの映画みようってなった、って感じ。まあ……わかるだろ?
あとは、
ちょっと前にこれを見たから。まあ……わかるだろ?
ちなみに感想としては、メチャクチャ泣いた。冒頭から。恥ずかしながら。
私は異常に「家族愛」に弱い。もともと自分の家族(ペット含めて)が大好きだから。だから、ポケモンSVの後半でも泣いてる。現在進行形で。もうべちょべちょよ。
で、この作品は冒頭でしんちゃんたちが全寮制のエリート校へ体験入学しに行くことになるってところから始まるんだけど、そこのみさえがねえ……。みさえがもう。思い出しただけで泣けそうよ。親の「子離れ」を描いているシーンは大人に刺さる。多分私より私の親が見た方が泣けるだろうけど。いや、私の涙腺のが脆いね(なんの争い?)。
あとはもともと「青春」というものにも弱い。というか、どちらかというと本作はこっちメインだ。大人になってからもキラキラした日々は過ごせる。でも、「中学(高校)時代の青春」だけは、およそほとんどのニンゲンが一度しか味わえない。そういう儚さに、涙腺が刺激される。もちろんしんちゃんたちにとってはこれからが本番なんだけど、作中であきらかに「終わりがあること」を伝えてくるというか……。別に私はクレしんガチ勢ではないんだけど、キャラクターへの感情移入が人一倍強い身としてはもう、なんか、
アーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
永遠が無いから、終わりがあるから美しいのだと言外に諭されている!!!!!!気がする!!!!!!イヤーーーーーッ!!!!!!
となる。クレしんでそこに行き着くな。行き着いてもいいだろ。そっか。
私はどこまでも死にたく無いし意地汚く不老不死でありたいと思うゴブリンの一種だけど、それでもこういった美しさには抗えない。「いつか滅ぶ煌めき」を描く作品を嫌いだけど憎みきれずにいます。
あとぼーちゃんのエピソードが個人的にすげー好きでした。みんなも見ろ!!!!!!
筆が乗りすぎた
なんか話題自体は少ないのに語りすぎて疲れたので今日はここまで。何書こうとしたのかもあんまし思い出せないし。やりたいことリストがまだ全然クリアできてないので、それがクリアできたらその都度それを日記にします。
そういえば今思い出したんだけど、このイラスト描いてる時作業用でジブリの曲聴いたら良すぎて冗談抜きに涙出ちゃった。「人生のメリーゴーランド」ってあまりに良すぎる。あと映像見なくてもただ曲を聴くだけで感動できる私の感性も良すぎる。いいぞ。全部肯定していけ。
それでは。バ〜イ(うろ覚えのHIKAKIN TV)。